歯周病が進行すると、これまでは外科的な処置が避けられないケースも少なくありませんでした。しかし手術には身体的・精神的な負担が伴うため、患者さまにとって大きな不安材料となっていたのも事実です。
そうした課題に対し、東北大学と国内企業が長年の研究を重ねて開発したのが「ブルーラジカル P-01」です。重度歯周病に対する非外科的な治療法として世界で初めて実用化された画期的な治療器で、2024年1月に販売が開始されました。
2025年現在、全国でも導入している歯科医院はまだ多くなく、希少な最新医療と言えます。
実はこれまで日本には、厚生労働省から承認された「歯周病治療器」というものは存在していませんでした。
「ブルーラジカル P-01」は、2025年時点で国内初となる厚生労働省承認の歯周病治療器であり、歯周ポケット内の殺菌やスケーリング、歯周炎に対する処置といった用途での使用が正式に認められています。
この機器の最大の特徴は、3%過酸化水素水と405nmの青色レーザーを組み合わせた「ラジカル殺菌」技術にあります。
歯周ポケットの奥深くまで薬剤が均一に行き渡ることで、細菌を99.99%殺菌。歯の根の面や、バイオフィルム内部に潜む細菌までしっかりと除去できるのが大きな強みです。
さらに、一般的な抗菌剤を使った治療とは異なり、副作用のリスクが少ない点も特徴です。また、抗菌剤を繰り返し使用すると、薬が効きにくい菌(薬剤耐性菌)が生じる可能性がありますが、本治療ではその心配がありません。
実際の研究でも、歯周ポケット内の細菌数の減少や、細菌が集まって作るバイオフィルムへの効果、重度の歯周病において歯周ポケットが浅くなった結果などが報告されています。
原因にアプローチすることで、歯周病の改善だけでなく、再発しにくい状態を目指せる治療法です。
従来の歯周病治療では、初期から中等度でも1歯あたり8〜10分の処置時間が必要でした。重度になると外科処置が必要となり、1歯だけでも30分以上かかることも珍しくありません。
こうした長時間の治療は、患者さまにとって大きな負担となっていました。
しかし「ブルーラジカル P-01」なら、1歯あたりわずか約5分で治療が完了します。初期から重度まで、処置時間はほとんど変わりません。約5分間の照射で99.99%という高い殺菌効果を発揮するため、短時間でも効率的な治療が可能です。
例えば6本の歯をまとめて治療する場合でも、30分程度で終了。治療時間と通院回数を大幅に減らせるため、患者さまの負担を軽減し、快適な歯周病治療を実現します。
短時間で完了する治療でありながら、その内容に妥協はありません。「ブルーラジカル P-01」による治療は院長が担当し、治療前には麻酔を行うため、処置中の痛みをほとんど感じずに済みます。
治療では、ラジカルが発生した過酸化水素水を歯周ポケット内のすみずみまで行き渡らせ、青色レーザーによるラジカル殺菌を実施します。
同時に、機器の先端を超音波振動させることで、歯石やバイオフィルムも除去。殺菌とクリーニングを並行して行うため、処置効率が高いのが特徴です。
「ブルーラジカル P-01」の性能を最大限に引き出し、1本ずつ丁寧に処置を進めていきます。痛みを抑えつつ、効果的な歯周病治療を心がけています。
重度歯周病ですと、従来は外科治療が必要なケースが多くありました。外科処置は治療時間が30〜90分と長く、術後の痛みや腫れを伴うこともあります。症状が改善しない場合、やむを得ず抜歯になることもあり、患者さまの身体的・精神的な負担は決して小さくありませんでした。
そうした中で注目されているのが「ブルーラジカル P-01」を使用した歯周病治療です。この機器を用いれば、重度歯周病の方でも外科治療を避けられる可能性があります。
治療方法はシンプルで、歯周ポケットに専用器具を挿入し、歯石除去と殺菌を行うだけ。歯ぐきを切る処置は不要で、1歯あたり約5分で完了します。術後の痛みは従来の歯石除去と同程度で、負担の少ない治療が可能です。
これまで重度歯周病と診断された方、抜歯を告げられた方でも、歯を残せる可能性があります。まずは一度ご相談ください。歯を守る選択肢を一緒に探しましょう。
治療を受けて症状が改善しても、その後のケアが続かなければ歯周病は再発してしまいます。実は歯周病は、患者さま自身が歯に関心を持たなくなること(ネグレクト)から始まると提唱されているのです。
当院ではこの課題に対応するため、コミュニケーションアプリ「ペリミル」を導入しました。患者さまが自分のお口の状態に継続して関心を持てるようサポートするアプリで、放置や怠慢などの生活習慣に気づき、少しずつ行動を改善することを目的としています。
アプリを使えば、スマートフォンで「ブルーラジカル P-01」による治療時間や内容、経過を簡単に確認できます。歯ごとのリスクや全体の炎症状態がイラストで可視化されるため、状況を把握しやすいのが特徴です。
さらに、歯科衛生士からの歯みがき指導も受けられます。歯みがきタイマー機能も搭載されており、日々のケアの習慣化をサポート。歯科医院と患者さまをつなぐ、新しいコミュニケーションツールとして活用できるでしょう。
残念ながら、歯周病を完全に治すことは難しいと言えます。ブルーラジカルは優れた殺菌力で歯周病の進行を食い止める効果がありますが、一度失われた歯ぐきや骨などの組織を元通りに戻すことはできないためです。
抜歯が必要と診断された歯の状態は、さまざまな要因が複雑に関係しているため、一概にお答えすることができません。実際にお口の中を拝見し、詳しく診査する必要がありますので、まずは一度ご相談にお越しいただければと思います。
最大の特徴は、体への負担をかけることなく、これまでにない強力な殺菌力を発揮できる点にあります。歯周ポケット内を機械的に洗浄すると同時に、殺菌作用のあるフリーラジカルを局所に発生させるため、歯周病治療に非常に適した方法です。
従来の機械での洗浄や抗生剤による治療に加え、歯周病菌に対抗する強力な新しい選択肢として注目されています。詳しくはLuke社のホームページをご参照ください。
https://luke-br.com
治療回数は、対象となる歯の本数や歯周ポケットの深さによって変わってきます。治療には浸潤麻酔を使用するため、患者さまの安全を第一に考え、本数が多い場合は何回かに分けて通院いただくことをおすすめしています。
お口の環境が再感染しやすい状態であれば、歯周病が再び発症する可能性はあります。例えば、メインテナンスの受診間隔が長く空いてしまった場合や、毎日の歯みがきが不十分になった場合、食生活が乱れた場合などが該当します。
また、歯周病の原因菌の種類や数が多い方、歯周組織に大きなダメージが残っている方も、再発のリスクが高くなる傾向が強いです。
お口の中の細菌は一人ひとり異なるため、再感染のしやすさや細菌の増殖するスピードにも個人差があると考えられます。ただ、この点についてはまだ研究途上であり、今後の成果を待つ必要があるでしょう。そのため現時点では、一度の治療で永続的な効果をお約束することはできないとご理解ください。
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【午前】
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火曜・金曜 9:00~13:30
【午後】
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